かわぐっちゃんのナースブログ

看護師をしております。日々生活しながら、看護、医療、病院、健康などについて日々思うことをまとめ、こちらに届けさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

命の対価 #弁膜症 #僧房弁閉鎖不全症 #命の対価


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あなたは、自分の体にいくらなら出せますか?

あなたは、自分の体にどれくらい時間や労力を費やせますか?

 

父が弁膜症を患いました。正式には、僧房弁閉鎖不全症といいます。

少し、この疾患の説明をします。

 

心臓は四つの部屋に別れていて、弁という上の部屋と下の部屋を分けるための扉のようなものがついています。

心臓が収縮、拡張するのに合わせて弁を開閉することによって部屋同士の血液が混ざらない仕組みになっています。

 


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父はこの扉が壊れてしまっているため、下の部屋の血液が上の部屋へ逆流し、肺に負担がかかっていました。今は利尿剤で症状が抑えられていますが、今後は手術する必要があります。

 

ただ、弁膜症といっても弁膜症には三尖弁と僧房弁とがあって、三尖弁の方は人工弁に置換するのですが、僧房弁は構造がわりと複雑で本人のもともとの弁を形成し直す手術になります。

これは医者の技術のレベルでとても差がつきます。

弁膜症の場合、心臓の中を手術するので人工心肺装置を使って心臓を止めて手術をすることになります。
手術時間が長ければ長いほど血栓ができやすくなるし、本人のもともとの心肺機能も落ちてしまいます。

 繰り返しになりますが、僧房弁のオペは術者の技術によって整復に差があるため、予後は術者によっても差が出ます。

 

また、 弁膜症は放置すると予後が悪く、終末期は心不全起こして入退院を繰り返す疾患です。心不全はかかった方なら分かると思いますが、呼吸がままならずとても胸苦しくなる病気です。

これは、弁膜症のガイドラインです。

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だから、私としては自分のツテで腕の良いお医者さんに手術してもらいたいと思いました。

 

でもね、これって私の思いひとつなんです。

 

なんでわざわざ県外へ手術受けに行くのか分からない

そんな有名な先生にかかるんじゃ、高いに決まっている

手術受けるのに、診察、検査と通うのが大変

こんな風に思う人、けっこういます。

私の母も「そんなに遠いんじゃ、通うの大変じゃん! 近くがいいよ」と言いました。

 

ちょっと待ってよ!

って、私は思っちゃうんです。

 

心臓の手術、命のかかる手術に、あなたはそんな手間暇かけないの?!

国外でもない、新幹線や車でじゅうぶん行ける範囲だよ?

そんな法外な治療費もとらないよ。

日本は保険制度があるんだから、高額医療費の請求だってできるんだから、いったい何の迷いがあるのー!?

 

私は、これを読むすべての人に問いたい。

あなたは、自分の体にいくらまでなら出せるんですか?
あなたは、自分の体にどれくらいなら時間や労力を費やせますか?


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